さて、いよいよ節電の夏。
ところで皆さん、正しい知識をもって節電していますか?
節電と環境保護(CO2排出量)が混ざっていませんか?
まず、この夏の節電。簡単に言うと電力の需要量が供給量を上回らない
ようにするための「節電」です。
夏の電力のピークは9:00~20:00。特に14:00~16:00が要注意。
つまりこの間だけ頑張って節電すれば大丈夫なのです。よく「深夜営業を控えるべき」とか「ネオンを消せ」と言いますが
夜間の電力は余っているので、
夜間の節電には何の効果もありません。現在「電力が不足する時間帯」もあれば
「電力が余っている時間帯」もあるのです。
そして環境問題。皆さん「電気は貯められない」ってご存知ですか?
正確には貯められるけど莫大な費用が掛かるのです。
電気自動車が高額なのは、電気を貯めるバッテリーが高額だからなのです。
また、発電所はタイムリーに発電量を増減することも出来ません。
これも出来るのですが、コストが掛かります。
車も加速~減速を繰り返すよりも、一定速度で走った方が燃費がいいですよね。
これらの理由から発電所は常に一定出力を保って稼動しています。
つまり、私たちが小まめに節電しても、電気料金の節約にはなりますが
CO2削減にはほとんど貢献出来ません。
火力発電所が減らなければ、CO2の排出量も減りません。
電力消費量15%削減といっても電気が余っている夜間に節電しても
意味がありません。
9:00~20:00の間だけ15%削減しましょう!これで十分です。
皆さん、正しい知識を持って「節電」に取り組みましょう!
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