皆さんもご存じだろう。
大きな病気やケガで多額の医療費支払いになってしまったとき、
自己負担分を軽減してくれる制度、それが『高額療養費制度』です。
所得額に応じて自己負担額が定められており、
超えた金額は払い戻してくれるというもの。
最近では、事前に手続きをしておけば一定額以上の支払いは
不要になっている。
この高額療養費制度が、この度見直される方向になった。
2014年度以降の実施を目指し具体策を検討していく予定。
高額療養費は平成15年4月から健康保険の本人負担額を
2割から3割負担に引き上げたことなども影響し、年々支出額が増え続けている。
このまま誇張し続けていくと制度そのものが維持できなくなると判断し、
抑制に乗り出した。
今回消費税を上げるのも、少なからず制度の維持安定に使われることは
決まっているが、それだけでは済まないようだ。
詳細は未定とされているが、上位所得者・一般所得者を細分化し、
それぞれの区分で上限額を見直すようだ。
上位所得者や一般所得者の中でも収入が多い世帯に関しては、
値上げの予定だ。
また現在特例措置により、70歳~74歳の医療費は1割負担となっているが
来年度から2割に引き上げることも目指している。
2割負担を実施した後、高額療養費制度の見直しに着手するようだ。
この見直しにより、医療費負担が引き上げにあることは確実のようだ。
自助努力の必要性も高まるだろう。
国民にとっては、負担が増えるばかりだが、この見直しは
より良い制度になるからだと信じたい。
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