厚生労働省は28日、生活習慣病の薬で初めて、
スイッチ薬の販売を許可した。
スイッチ薬とは、医師の判断でしか使用できなかった医薬品を、
薬局で処方箋なしで買えるようにしたもの。
OTCとは「Over The Counter」の略で、
街の薬局のカウンター越しに売られる薬、つまり市販薬のことを指します。
承認されたのは、持田製薬の高脂血症治療薬『エバデール』
血液中の中性脂肪の値などを下げる。
今後販売契約を結んだ大正製薬などが売り出す。
ただ、安全面などを懸念する医師側は「まず診察を」と反発。
今後、新たなスイッチ薬が認められるかどうかは不明。
スイッチ薬は従来、水虫や胃もたれなど比較的軽い病気の薬が多かった。
だが厚労省は2002年、高血圧や糖尿病といった生活習慣病などにも
広げる方針を決定。
すぐ病院に行くのでなく、まずスイッチ薬を使う人が増えれば、
医療費が抑制できるという思惑もあった。
現在日本の医療制度は大変な状勢にある。
このスイッチ薬の登場で、医療費抑制に繋がるのか期待したいものだ。
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