乳がんの全摘手術後の、乳房再建に使う人工乳房の
保険適用が承認された。
7月から保険適用される。
自費診療で100万円ほどかかっていた患者負担が軽減されます。
最近では女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、遺伝性乳がんの発症リスクを抑える
乳房切除手術を受けたと公表し話題になっていました。
こちらは保険が適用されないため、乳房の切除に加え、シリコンによる再建手術を含む費用は
約180万円になるといいます。
日本ではまだまだ実施できる医療機関は少ないですが、選択肢が増えることはいいことと
注目されています。
今回保険適用が認められたのは、米アラガン社の人工乳房
(6万9400円、患者負担は通常その3割)と、
人工乳房を入れるために皮膚を伸ばす組織拡張器(3万2100円)。
保険には月の負担上限額(一般的な所得の場合約8万円)を定めた高額療養費制度があるため、
手術代などを含めた患者負担は大幅に軽減されることになります。
日本では1年に約6万人が乳がんを発症。
そのうちの約4割が乳房の全摘をしています。
保険適用で金額的なものは負担が減りますが、心の傷は計り知れません。
乳がんは唯一自分で発見できる『がん』です。
月1回の自己チェックを行い、異常を見つけたら早めに受診しましょう。
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