全体の7.2%、この数字実は人間ドック受信者の中で
すべての項目で異常が見られなかった人の割合です。
1984年に集計を開始して以降、最低を更新したそうです。
ただ、受診者の高齢化に加え、判定基準値の厳格化などが要因と
みられています。
検査方法や検査機器の進歩により、今まで正常と見られていた人が
生活習慣病関連項目に異常があると判定されるケースも増えているとも
分析されています。
病気は急に発症するのではなく、自覚症状がないときから徐々に進行し、
気づいたときにはかなり進んでいるというのがほとんどです。
このような状況に陥らないように、「健康診断(健診)」「検診」「人間ドック」は実施されます。
みなさんもご存じの通り、法律で義務づけられた一般健診や特定健診は会社や自治体、
健康保険組合などが費用を負担するため、無料または比較的低額の料金で受けることができます。
ただ一般健診には胸部レントゲン検査以外、がん検診の項目がほとんどありません。
がん検診では、頻度が高く(罹患率が高く死亡率も上位)、早期発見が有効ながんとして胃がん、
大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんの5つのがんがあげられます。
一般健診より、人間ドックのようにがん検診の項目を含んだ健診を受けていくことは、
働き盛りに多く見られるがんの早期発見、治療に有効ですが
一般健診に比べ費用がかかることもあり人間ドックは
なかなか受ける機会がないのかもしれません。
受診している健康診断の項目をよく把握し、賢く健診して欲しいものです。
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