7月25日に厚生労働省から「平成24年簡易生命表の概況」が発表されました。
それによると、日本人の平均寿命は男性が79.94歳 、女性が86.41歳となりま
した。世界で見てみると、女性の平均寿命は、平成23年に香港を下回り2位に
なっていましたが、再び世界1位になりました。男性は世界5位となっており、
日本は世界でも有数の長寿国となっています。
●健康寿命を延ばすことが課題
平均寿命が延びている日本ですが、今後はいかに“健康で長生きする”ことが
できるかが重要になってきています。
「健康寿命」という指標があります。厚生労働省の資料によると、健康寿命は
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義され
ています。
日本の健康寿命は、平成22年で男性70.42歳、女性73.62歳です。
一方、平均寿命は、平成22年で男性79.55歳、女性86.30歳です(完全生命表)。
平均寿命から健康寿命を引いた年数は、日常生活に制限のある「不健康な期間」
ということになります。不健康な期間はどのくらいあるのでしょうか?
平成22年では、男性は9.13年、女性は12.68年という年数になっています。
不健康な期間が短縮できれば、医療費・介護費など社会保障負担の軽減が
期待できますし、なにより個人の生活の質をよくすることになります。
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