乳がん手術で、乳腺の一部だけを切除する「乳房温存術」を選ぶ患者の割合が
減少傾向に転じたと日本乳がん学会が発表した。
人工乳房の普及などで、全摘しても乳房をきれいに再建できるようになったことが
背景にあるとされています。
ここ数年で温存が2割減り、全摘と温存がほぼ同じ割合になった。
今年の7月には人工乳房で公的医療保険が使えるようになったこともあり
さらに全摘が増えそうだ。
また女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが体験を公表して注目を集めた
遺伝性乳がんの乳房予防切除は、乳がんの発生を90~100%減らすことができるが、
がんが起こる乳腺を完全に取り切れない、卵巣がんが起こるなどの可能性があり、
死亡率を下げるかは、まだはっきりしていないといいます。
現在死亡原因の第1位は、悪性新生物となっています。
女性ががんにかかる確率は43%。
部位により助かる可能性は違いますが、5年生存率からいっても
乳がんは比較的助かる可能性が高いがんの一種です。
不治の病と言われたがんも医療技術の進歩により、早期発見早期治療であれば
治る時代になってきました。
ですが、日本のがん検診受診率はまだまだ低いのが現状です。
検診を受けない理由として『忙しい』や『がんとわかるのが怖い』などがあげられますが
発見が遅く手遅れになる方が怖いと思いませんか?
家族のため、自身のためにも定期的に検診を受けることをお勧めします。
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