3月11日東北地方太平洋沖地震で発生した大津波により、福島第一原発が今非常事態に陥っています。その原因の一つに「想定外の大津波に対する備えを行っていなかった」事を指摘する声があります。
福島第一原発を建設する際に、1938年に起きた塩屋崎地震で発生した津波を想定し建設したらしいのですが、869年に発生した貞観地震では塩屋崎地震で発生した津波を遥かに上回る大津波が発生していたことを指摘し、津波に対する原発の危険性を訴える声があったそうです。
しかし、千年以上昔のことで正確な資料もないため「まず、ありえない」ど関係者は思ったのでしょう。
神奈川県鎌倉市長谷の高徳院 清浄泉寺に「鎌倉の大仏」があります。現在は青空の下に鎮座していますが、元々は奈良の大仏と同様に大仏殿の中にありました。
1498年9月に東南海地震および東海地震の震源域で発生した地震による津波で大仏殿が流されてしまい、現在の状態になっています。
海岸から約800m、標高約12~13mの所にありますが、ここまで津波が押寄せてきたなど想像もつきません。
でも、過去にはここまで津波が来ているのです。
鎌倉の大仏を訪れたことがある方、どうですか、津波。この地域にお住いの方も過去の津波は知っていても、心のどこかで「まず、ありえない」と思っていませんか?
私もそう思っています。
しかし東北地方では今回それが現実に起こっています。
「まず、ありえない」を「もし、起こったら」に切替えて、備えが必要だと改めて認識しました。
保険診療所が取り扱う『保険』。
大切な備えとしてみなさまにお届けする責任を感じます。
これからも信念を持ってご提案いたします。