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保険診療所 公式ブログ

保険診療所の幹部が、日替わりでつぶやきます。

   

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7.2%

全体の7.2%、この数字実は人間ドック受信者の中で
すべての項目で異常が見られなかった人の割合です。
1984年に集計を開始して以降、最低を更新したそうです。

ただ、受診者の高齢化に加え、判定基準値の厳格化などが要因と
みられています。
検査方法や検査機器の進歩により、今まで正常と見られていた人が
生活習慣病関連項目に異常があると判定されるケースも増えているとも
分析されています。

病気は急に発症するのではなく、自覚症状がないときから徐々に進行し、
気づいたときにはかなり進んでいるというのがほとんどです。
このような状況に陥らないように、「健康診断(健診)」「検診」「人間ドック」は実施されます。

みなさんもご存じの通り、法律で義務づけられた一般健診や特定健診は会社や自治体、
健康保険組合などが費用を負担するため、無料または比較的低額の料金で受けることができます。
ただ一般健診には胸部レントゲン検査以外、がん検診の項目がほとんどありません。
がん検診では、頻度が高く(罹患率が高く死亡率も上位)、早期発見が有効ながんとして胃がん、
大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんの5つのがんがあげられます。

一般健診より、人間ドックのようにがん検診の項目を含んだ健診を受けていくことは、
働き盛りに多く見られるがんの早期発見、治療に有効ですが
一般健診に比べ費用がかかることもあり人間ドックは
なかなか受ける機会がないのかもしれません。
受診している健康診断の項目をよく把握し、賢く健診して欲しいものです。
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健康寿命

7月25日に厚生労働省から「平成24年簡易生命表の概況」が発表されました。
それによると、日本人の平均寿命は男性が79.94歳 、女性が86.41歳となりま
した。世界で見てみると、女性の平均寿命は、平成23年に香港を下回り2位に
なっていましたが、再び世界1位になりました。男性は世界5位となっており、
日本は世界でも有数の長寿国となっています。

●健康寿命を延ばすことが課題
平均寿命が延びている日本ですが、今後はいかに“健康で長生きする”ことが
できるかが重要になってきています。

「健康寿命」という指標があります。厚生労働省の資料によると、健康寿命は
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義され
ています。
日本の健康寿命は、平成22年で男性70.42歳、女性73.62歳です。
一方、平均寿命は、平成22年で男性79.55歳、女性86.30歳です(完全生命表)。

平均寿命から健康寿命を引いた年数は、日常生活に制限のある「不健康な期間」
ということになります。不健康な期間はどのくらいあるのでしょうか?
平成22年では、男性は9.13年、女性は12.68年という年数になっています。

不健康な期間が短縮できれば、医療費・介護費など社会保障負担の軽減が
期待できますし、なにより個人の生活の質をよくすることになります。

全摘出

乳がん手術で、乳腺の一部だけを切除する「乳房温存術」を選ぶ患者の割合が
減少傾向に転じたと日本乳がん学会が発表した。
人工乳房の普及などで、全摘しても乳房をきれいに再建できるようになったことが
背景にあるとされています。

ここ数年で温存が2割減り、全摘と温存がほぼ同じ割合になった。
今年の7月には人工乳房で公的医療保険が使えるようになったこともあり
さらに全摘が増えそうだ。

また女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが体験を公表して注目を集めた
遺伝性乳がんの乳房予防切除は、乳がんの発生を90~100%減らすことができるが、
がんが起こる乳腺を完全に取り切れない、卵巣がんが起こるなどの可能性があり、
死亡率を下げるかは、まだはっきりしていないといいます。

現在死亡原因の第1位は、悪性新生物となっています。
女性ががんにかかる確率は43%。
部位により助かる可能性は違いますが、5年生存率からいっても
乳がんは比較的助かる可能性が高いがんの一種です。

不治の病と言われたがんも医療技術の進歩により、早期発見早期治療であれば
治る時代になってきました。
ですが、日本のがん検診受診率はまだまだ低いのが現状です。
検診を受けない理由として『忙しい』や『がんとわかるのが怖い』などがあげられますが
発見が遅く手遅れになる方が怖いと思いませんか?
家族のため、自身のためにも定期的に検診を受けることをお勧めします。



救世主になる?!

大腸がんの患者は年々増加しており、がんの部位別死亡率は
女性では1位の胃がんを抜いて、平成15年・23年とトップになっている。

大腸がんは欧米人に多く、食の欧米化が関係しているとされています。
大腸がんの増加に比例するように肉の年間消費量は、
昭和40年の1人当たり9・2キロだったのに対し、平成23年は29・6キロと
約45年間で3倍以上増えているそうだ。(農林水産省の食料需給表より)

大腸がんの予防には、食生活を野菜中心に改めることが大切と
大腸がんの腹腔鏡(ふくくうきょう)手術の権威で東邦大医学部(大森病院)の
船橋准教授は言います。
しかし、食物繊維を多く含む野菜の消費量は年々減少しています。

食物繊維は、排出促進によるがんのリスク軽減があるばかりか、
血糖値の上昇を緩やかにする働きがあり、メタボの予防にもいいとされています。

また、大腸がんが少ない南イタリアやスペイン、ギリシャといった地中海周辺地域が、
オリーブ油をふんだんに使っていることに注目。
オリーブ油が、大腸がんの救世主になるか?
体のために、食生活を見直してみましょう。

また、大腸がんの予防や早期発見には定期的な検査も重要です。
50歳をすぎたら、年に1度は検査を受けるといいでしょう。




熱中症

暑い日が続きますが、熱中症対策はしっかりしていますか!!
水分をこまめに取り、早め早めの暑さ対策をしましょう。
でも、熱中症で倒れてしまった!!
では、「熱中症にかかった場合、損害保険(傷害保険)に加入していた場合どうなの?」
基本、熱中症は対象となりません。
しかし、「熱中症特約」(保険会社によって名称が異なりますが)等を付帯することで
熱中症もカバーできるようにできる保険会社もありますので、加入をしている方は
付帯されているか確認をしてみてください。
※注意「一般的には子供様に対して限り付帯可能」

さてちょっと余談ですが、今日は「幽霊の日」だそうです。
1825(文政8)年のこの日、江戸の中村座で四世鶴屋南北作『東海道四谷怪談』が
初演されたことによるそうです。
東海道四谷怪談(通称『四谷怪談』)は、夫民谷伊右衛門に毒殺された
四谷左門の娘お岩の復讐話で、江戸の町に実際に起こった事件を
モデルにしているそうですが、有名な怪談話なので、
一度は皆さんも聞かれたことはあると思います。

このような暑い日には怪談話で少し涼んでみてはいかがでしょうか?

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