保険診療所　公式ブログ

がんの三大治療としては、手術、放射線治療、抗がん剤治療が
知られていますが、最近では術前・術後の治療や
再発・転移時の治療に新しい抗がん剤『分子標的薬』が
使われるようになってきました。
これまでの抗がん剤は、細胞の核を壊してがん細胞を死滅させていた為、
正常な細胞まで影響を受けてしまっていました。
分子標的薬は、がん細胞特有の分子に作用するので、
正常な細胞は影響を受けにくく、従来の抗がん剤に比べ
副作用が少ないものになっています。

分子標的薬の登場により、治りにくいとされてきたものも
生存率を上げるなど大いに役立っています。

がん対策として『早期発見・早期治療』は大切ですが
進行した状態で発見されることや、再発・転移が
起こることも多いのが現状です。
がん＝死ではなく、進行がんや再発・転移がんとも
共存していける時代になりました。
どんな生活をしていきたいか？考えながら自分に合った治療法を
見つけていくことも大切です。
納得のいく治療法を見つけていきたいですね。
治療法によっては、高額な料金がかかる場合もあります。
備えも考えておくといいでしょう。

今日は世界エイズデー。
ＷＨＯが世界規模でのエイズまん延防止及び
患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを
目的として提唱したものです。
シンボルマークは、レッドリボン。

平成２３年の国内におけるＨＩＶ感染者及びエイズ患者の
年間報告者数は１，５２９件あり、10年前に比べ
約１．５倍と増加傾向にあります。
特に、新規エイズ患者の報告者数は４７３件で
２２、２３年の２年連続で過去最高を更新しています。
こうした、医療機関を受診した時点で既にエイズを発症している
「いきなりエイズ」の報告者数は年々増えています。

今年度の国内キャンペーンテーマは
「“AIDS” GOES ON ... ～ エイズは続いている ～ 」です。
感染者が早期に検査を行い、適切に医療機関を受診することは、
新たな感染者を生み出さないということのみならず、
感染者個々の発病を防止する観点から重要です。
今年度も「世界エイズデー」の前後の期間、県内各保健所においては
エイズ等の無料相談・検査が行われます。
検査にあたり予約が必要な保健所もありますので、
事前に確認ください。

多くの人が悩まされる肩こり。
11月前後は特に肩が凝りやすい時期。
10度を下回る寒い日が増え、厚着で肩や首に負担が
増えることも要因だ。
身体や精神にストレスが加わると交感神経が
緊張して血管が収縮して、こりの原因となる。

肩こりをそのままにしておくと、慢性化して
首や背中、腰などのこりも引き起こす。
指圧や入浴などで改善するなど、
早めに対処することが重要だ。

ただ、肩こりには内臓や神経の疾患が原因で
起こるケースもあるので、医師の診察を受けた方が
いい場合もある。

同じ姿勢を長く続けない、ストレッチを行うなども
効果的なので試してみては。

スマホなども要因の一つなので、肩こりがつらい人は
要注意かもしれません。

金融審議会は12日『不妊治療保険』を議論。
だが、商品設計が難しいことなどから慎重な意見もあり、
合意は得られなかった。

不妊治療は、健康保険対象外も多く経済的な負担は大きい。
体外受精では1回あたり30万円～40万円の費用がかかる。
公的な助成制度も一部あるが、経済的な面から
断念せざるを得ないカップルも多い。

保険参入には消極的な保険会社もあるが、
今後の動向に注目していきたい。
保険が出来たからといって不妊治療が上手くいくわけではないが、
経済的に助かり、治療を受けられるようになれば良いですね。

財務省が発表した国債や借入金などの残高を合計した
「国の借金」は9月末時点で983兆2950億円になった。
10月1日時点の推計人口（1億2753万人）で割ると
国民1人当たり771万円の借金を背負っていることになる。
平均的な一般家庭（4人家族）で、3,084万円にもなる。

だが、この借金はまだまだ増え続けていく状況だ。
長引く景気低迷で税収が減少する一方、
高齢化で増加している社会保障費や
東日本大震災からの復興費など国の借金は膨らむばかりだ。

現在色々な対策案が出されていますが、
安心して暮らしていける国であって欲しいものです。